・・・BBS-RS リム/ディスク交換について・・・●
(有)オートサービス西

リム交換依頼が多いBBS-RSのアウターリムとディスクについてご説明ご案内いたします。


国産0.5インチから輸入(社外品)4.0インチリム
アウターリップ交換前にまずはお手持ちのRSのアウターリムのサイズ(インチJ)を知る事から始まります。
16x7JのRSの場合、3Jのアウターリップと交換したらホイールサイズが10Jになる訳ではありません。
まず自分のRSのアウターリムのサイズを測り、交換したいリムサイズから減算してホイールのトータルサイズが何Jになるのか決めます。
例えば7Jのホイールでアウターリムが1.5Jなら3.0Jと交換すれば1.5J大きくなりますのでホイールトータルサイズが8.5Jとなります。

さらにインナーリムまで変えてしまえばホイールトータルサイズが4J〜13J位まで大きくしたり小さくしたり自由自在にカスタム可能です。

イン、アウトリムの新品設定での元々のリムサイズは15インチ以下でアウターリムが(0.5Jと1.0J)・インナーリムは(5.0J〜6.0J)となります。
16.17インチはアウターリムが(0.5J〜2.0J)・インナーリムは(6.0J〜8.5J)位まであります。
インナーリムも標準リム以外のサイズは輸入人品の社外リムとなります。
イン、アウトリムの計測方は下記を参照ください。


※注)LMのリム交換のご相談もお受けしますが、LMは2Psタイプのためインとアウトが一体物ですので3Psのようにインやアウトを自由自在に換える事が出来ませんので2Psタイプのリム交換は出来ません。
アウターリム0.5インチから輸入品4.0インチまでの形状や特徴  (1インチJ=25.4ミリ)
※ホイールサイズ15・16・17インチのアウターリムの高さ(深さ)のインチサイズの意味です。
標準リム

高さ0.5インチ(約13ミリ)
0.5Jリム※これ以下のリムは有りません。
オフセット数値の大きいFF車用に多く15〜17インチの7J以下のホイールに一番多いアウターリムです。

深さを表現するために一旦下へ下げて凹状の形状となっています。
15インチの国産用ホイールのアウターリムは0.5〜1.0インチまでとなります。



15インチはディスクの厚みでFF用やFR用とオフセットを調整してあります。

2インチ以上の国産15インチアウターリムは存在しません。


1.5インチ以上は一部外車用がありますが国産品とは互換性の無いものがあります。



16・17インチの国産用標準アウターリムは0.5インチ〜2.0インチまでとなります。











2.5インチ以上の国産16インチアウターリムは存在しません。











3インチ以上一部外車用がありますが国産品とは互換性の無いものがあります。

高さ1.0インチ(約25ミリ)
1.0Jリム
FF車のオフセット数値が30ミリ代のものやFR車用のも多く使われています。

高さ1.5インチ(約38ミリ)
1.5Jリム 16インチ以上となります。
マツダ車や日産系のFR車用のリアーなどに多く使われています。Y31・32系セドリックやシーマやスカイラインなど

高さ2.0インチ(約51ミリ)
2.0Jリム
トヨタのFR車用のリアー用に多く使われています。
130系ワイドクラウンなど

輸入リム

高さ2.5インチ(約64ミリ)
2.5Jリム

2.5インチから5.0インチ位のアウターリムのみ入手可能ですが、全て輸入品となります。




本来のRSリムは鍛造品ですが、輸入品は社外品のため一般的な合金プレスリムとなります。BBS純正品の鍛造式ではありませんので勘違いない様に注意してください。



サイズや幅で価格は変動しますが、ドル換算で1枚200〜300ドル前後ですので1ドル90円弱として2万前後で購入できます。(2010年平均値)
輸入品は今が買い時かも知れません。


高さ3.0インチ(約76ミリ)
3.0Jリム

高さ4.0インチ(約101ミリ)
4.0Jリム


リム交換の前に自分のホイールの「アウター・インナー・ディスクの厚み」のサイズを知る事がまず第一歩です。
自分のイン、アウトリムのサイズが解れば交換したいリムのサイズを減算、加算トータルサイズが決まります。
インナーをそのまま使う場合はアウターリムのみの加算となりますのでそのままワイドサイズになります。
定規をT型にしてミリ単位をインチ(25.4ミリ)で割ればインチつまりJ(幅)となります。


既存のホイールをそのまま生かしてアウターのみ交換の場合はディスクの下駄サイズやインナーリムサイズは関係しませんので交換したい現品のアウターリムのみを測り新たなリムとのサイズ差がトータルサイズとなります。
イン・アウトリムとディスク下駄のサイズの計測方

アウトリム
約25ミリで1.0J

インリム
約140ミリで5.5J

ディスク下駄の厚み
下駄の厚みでオフセットを調整してあります。
同じ7Jでオフセットが違っても「インとアウト」のリムサイズが全く同じと言う事は、OFF+45/OFF+38/OFF+24などはただ単にディスク構造(フラット・モッコリ)の下駄の厚みで調整してあるだけの事です。
ディスク下駄の厚みによりオフセットやアウターリムの選別が変わってきます。
15インチローディスク(約8ミリ)
16インチローディスク(約16ミリ)
ハイディスク(約33ミリ)
RS15インチは6Jスタート設定のため16インチより下駄の薄い造りになっています。
15インチでこれ以下の薄いディスクは有りません。
RS16・17インチは7Jスタート設定のため15インチより下駄の厚みが8ミリ厚い造りになっています。
16・17インチでこれ以下の薄いディスクは有りません。
ハイキャリ対応などの車種に使われています。
ローディスク(約7ミリ)とハイディスク(約33ミリ)とでは26ミリ約1J(1インチ)違います。
その分アウターリムのサイズも考慮する必要があります。
つまりローディスクはハイディスクより1J大きいアウターリムがチョイスできる事になります。
その逆ハイディスクはローディスクの1J小さいアウターリムとなる訳です。

代表的なディスクの下駄厚みの紹介ですがその中間ミディアムなどあと数種類ありますので上記のような測り方でインナーリムが付いた状態もディスク単体も図り方は同じですのでディスク下駄厚の実測値を図って見てください。
イン・アウト交換によるホイールトータルサイズ計測方

7.5Jノーマルサイズ

インとアウトを変えてトータル7.5Jへサイズ変更した拘りサイズ

インはそのままでアウトリムだけ交換したらワイドサイズになります。
通常一般的にはアウターリムのみの交換が主流ですので、その場合インナーリムはオリジナルの5.5以上ありますから合計トータルサイズがワイド化します。ワイド化を避けたい拘りサイズにするにはインナーリムを細めのサイズに換える必要があります。
上記ディスクの下駄のサイズもイン干渉、アウト干渉など大きく影響しますのでしっかり理解してください。
※リム・ディスク組み換えの要点、結論)

ローディスクは下駄が薄いのでフェンダー側へ余裕が出てきます。キャリパーに干渉しない程度のローディスクの選択によりワンランク上のホリ深のアウターリムが設定できる事になります。

ディスクの厚みでアウターリムの選択が決まります。
例・・フェンダーへのはみ出しがハイディスクの2インチが限界の時、ローディスクの場合3インチまで収まる事になります。

ローディスクの場合キャリパーへの干渉がある車種は逃げとなる下駄の厚みが必要となりハイディスクで無いといけない場合も多くあります。