・・・PCD(ピッチ変更)/オフセット変更/ハブ穴加工・・・●
(有)オートサービス西

P.C.D.ピッチ変更加工  1本/9.00円〜18.000円

ピッチ加工とは新たな穴開け加工のためホイールの「デザイン、構造を選びます」ので一部のホイールしか対応できません。既存の穴を溶接で埋めてから穴開けする方法も有りますがそれも1〜2ケ所までが限界となります。
それも極力溶接範囲の少ないものに限りそれ以上の溶接埋めは溶接熱によりホイール事態の「ユガミ、反り現象」を起こしますので溶接埋めもデザイン、構造を選びます


PCD加工がより理想的なホイール
1・ディスク裏面がフラットなホイール

2・キャッププレートでホール穴が隠れるホイール

3・溶接埋めを必要としない同穴同士の加工『(114/4Hから100/4H)や(114/5H〜から112/5H)など逆も可』

4・溶接埋めを必要としない同ピッチの加工『(114/5Hから114/4H)や(100/5H〜から100/4H)など逆も可』



PCD加工が不可なホイール
1・すでにマルチピッチされたホイール

2・キャッププレートの無いオープホールタイプ

3・スポーク事態に穴開けしてあるホイール

4・センターオーナメントサイズより小さくなるピッチ加工

5・トラックや4駆など車重のかかるホイール

6・ディスク裏面の逃げ下駄厚みの深いホイール


ピッチ加工に適した構造のBBS-RSを例としてご案内いたします。
他のホイールも以下RS写真を参考にご依頼品の既存の穴のPCDから追加したいPCDのために構造の確認をしてください。

1・ディスク裏面の構造(裏面フラットタイプと逃げの有るタイプが有ります。)
ピッチ加工に適した4H/5Hフラットディスク
赤●が追加穴として既存構造の領域内ならピッチ加工は何でも可能です。
フラットディスクは付随追加する加工が少なくなりますので
ピッチ加工代がよりお安く上がります。
4H/5H逃げ下駄の有る凹凸ディスク
追加穴は
赤●辺に開きますので凸凹をスライスしてフラットにする必要が有ります。
※注):逃げ下駄の厚みの有るモノはスライス値に限界がありますのでピッチ加工不可になります。
2・フラットディスクと逃げ有りディスクのピッチ加工後の裏面

114-4Hから100-4H
スライス無し

114-5Hから130-5H
スライス無し

114-4Hから100-4H
凸凹下駄スライス有り

114-5Hから100-4H
凸凹下駄スライス有り
フラットディスクの裏面は加工無しで逃げのあるディスクは裏面カットが必須です。
3・ディスク裏面に下駄逃げの有るピッチ加工不可の理由と強引で不適切な加工例

ローディスクの浅い下駄厚小
スライスから
ピッチ加工可能

ハイディスクの深い下駄厚大
スライス不可のため
ピッチ加工も不可

縦柱カットのテーパーブッシュ座金圧入式の100-4Hピッチ加工ですが、これでは使用中キャップが緩んで飛んでしまう事もあります。それより問題点は車側のパット面とボルトは隙間が空いた状態のためパット面同士がピタリとあたっていませんので強く締めすぎるとディスクが割れる恐れも有ります。
4・5Hから4Hなど交差穴を溶接してからのピッチ加工の場合

114-5Hから100-4Hのため交差穴を1ケ所表裏から溶接で完全に埋めます。

溶接部を基準にして100-4H追加穴開けしてさらに裏面のスライスは必須です。
5・ハイディスク&ローディスクの解説と再塗装無しピッチ加工のみの解説
ハイディスクはスライスの限界値が有るためピッチ加工は不可となります。ローディスクはスライスしてフラット面にしてからのピッチ加工が可能となりさらディスク下駄が薄い分ワンランク深めのアウトリムをチョイスする事もできます。
溶接を伴うピッチ加工の場合は既存の塗装に溶接焼け焦げが入りますのでピッチ加工のみの依頼は不可となりますので剥離からの再塗装が伴います。


A・・RS15インチ以下)15インチ以下キャップ縦柱の直径が小さいモノのピッチ加工
RSを例として15インチ以下はセンターキャップの縦柱の直径が約70パイのため100-4Hでも柱に取り付け工具が干渉しませんので通常のナットやアダプターがそのまま使えるためノーマルナット加工(60度テーパー)加工が可能です。
既存の穴より大きくなるピッチ加工でも領域範囲内なら別の箇所への追加穴加工となります。

ノーマルナット加工(60度テーパー)加工が可能ですので既存のナット、工具がそのまま使えます。

A)-1 
114-4Hから100-4H
対角線上へノーマルナット加工(60度テーパー)

A)-2 
100-5Hから100-4H
同ピッチのため1穴を基準としてのノーマルナット加工(60度テーパー)

A)-3
 114-5Hから100-4H
交差する穴埋め溶接からのノーマルナット加工(60度テーパー)

B・・RS16&17インチ)16と17インチで既存の穴より狭くなるピッチ加工の場合
RSを例として16インチ以上はセンターキャップの縦柱の直径が約84パイと大きいため100-4Hは縦柱にボルトや取り付け工具が干渉しますのでノーマルナット加工(60度テーパー)加工は不可となりますので専用穴開けとして「国産ナット式の場合は内締めの「弾丸ナット専用穴加工」となり外車などボルト式は「外締めアダプター」が干渉しないための逃げ加工が必要になります。

B)-1
 114-4Hから100-4H
溶接無しで対角線上に国産車用内締め弾丸ナット専用穴加工

B)-2 
114-5Hから100-4H
交差する溶接穴埋め部を基準として国産車用内締め弾丸ナット専用穴加工

B)-3
 114-4Hから100-4H
溶接無しで対角線上へ外車用ボルト式外締め専用アダプター縦柱逃げ加工(60度テーパー)

B)-4 
120-5Hから120.65-5H
同じ穴をそのまま拡大して外車・国産車用純正ナット外締めストレートワッシャー式のピッチ加工
C・・RS16&17インチ)16&17インチで既存の穴と同ピッチや広げるピッチ加工の場合
既存の穴を基準とした同じピッチ加工や他の箇所へピッチが広くなるピッチ加工の場合は大きな
センターキャップの縦柱には干渉しませんので領域範囲内なら別の箇所へのノーマルナット加工(60度テーパー)加工が可能です。

C-1 
114-5Hから114-4H
同ピッチのため1穴を基準としてノーマルナット加工(60度テーパー)

C-2 
114-5Hから130-5H
ピッチの違う5H同士で交差しない他の箇所へのノーマルナット加工(60度テーパー)


■分解可能な2.3Psホイールのディスク単体のピッチ加工のお値段■
分解可能な2.3Psホイールの場合はディスクが基準となるためピッチ加工はすべてディスク単体でのピッチ加工になります。
ピッチ加工に伴うディスク単体にするための分解合体組み付け工賃1本/8.000円〜(ピッチ加工のみ依頼の場合)
※再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークを兼ねたピッチ加工に伴う分解合体組み付け工賃1本/2.000円〜


1・裏面フラットディスクを基本基準としてノーマルナット加工(60度テーパー)または弾丸ナット用1本/9.000円〜

2・交差する穴埋め溶接1本/5.000円追加

3・裏面凸凹逃げの有るスライス加工1本/5.000円追加
注:フラットディスクでも穴埋め溶接が有る場合はディスクの反り歪み現象が出ますので直角度出しのスライス1本/5.000円追加になります。

4・縦柱に干渉する場合は案内逃げ穴加工追加1本/3.000円追加



■1Psホイールや分解不可2.3Psホイールのピッチ加工のお値段■
※1Psホイールや2.3Psでも分解不可なホイールは一体型の構造のため本体基準のピッチ加工になります。
※一体型のため分解合体工賃は発生しませんが本体基準のピッチ加工のため3Psのディスク単体加工とお値段が変わります。

1・裏面フラットディスクを基本基準としてノーマルナット加工(60度テーパー)または弾丸ナット用1本/14.000円〜

2・交差する穴埋め溶接1本/6.000円追加

3・裏面凸凹逃げの有るスライス加工1本/6.000円追加
注:フラットディスクでも穴埋め溶接が有る場合はディスクの反り歪み現象が出ますので直角度出しのスライス1本/6.000円追加になります。

4・縦柱に干渉する場合は案内穴加工追加1本/3.000円追加



オフセット変更加工のみ依頼  1本/9.000円〜

ホイールの直角度を正確に取る必要があり旋盤で簡単に削り落としてできる加工ではございませんので良くご理解ください。
アウト側(フェンダー側)へ出す方はスペンサーやワイドトレッドスペンサーにてパーツ取り付けで簡単に対応できますが、
イン側へ入れるためにはオフセット数値を大きくするためホイールバブのあたり面を数ミリ削るカット工法となります。
その場合ホイールとバブのあたり面の直角度がきちんと出さないとホイールの横振れを起こしてしまいます。
また既存のバブのあたり面肉厚により削り込み数値の限界が御座います。
その点も良く確認の上お問い合わせください。






ハブ穴拡大加工のみ依頼  1本/9.000円〜
15インチ/56パイ 15インチ/64パイ

ハブ径が大きいものは車種に合わしてハブリングで対応できますが、ハブ径が小さいものは車種に合わせて穴拡大の加工が必要です。

ただ穴削って拡大するのではなくホイール中心からのセンター出ししてPC旋盤による拡大加工となります。